アジアを中心とした新興市場を中心とした成長戦略を進める日本企業にとって、海外を含めたグローバルベースのグループ経営管理の強化を図ることが不可欠です。長らく続いてきた単体経営のマネジメントスタイルから完全に脱却し、企業グループの収益構造をゼロベースから見直しすることで、成長戦略のサポートを行うことが経理・財務部門に求められているのです。そして、これはもはや一部の大企業に限った話ではなくなり、海外へと成長戦略を求める多くの中堅・中小企業にとっても重要な課題となっています。今回のFASSアカデミーでは、日本有数のグローバル企業の先進事例を取り上げる他、グループ経理・財務機能の強化のために必要な経営会計の事例、さらにはこれを可能にする経営情報システムの高度化をテーマとしてとりあげます。
主催 | 日本CFO協会/富士通株式会社 |
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開催日 | 2011年9月2日(金)13:00~17:00 (12:30開場) |
定員 | 200名 |
場所 | UDXカンファレンス(東京都港千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX南ウイング6F) |
対象 | 経理・財務部門責任者、経営企画部門責任者、情報システム部門の責任者 |
受講料 | 一般 5,250円/日本CFO協会個人・法人会員 3,150円 |
ご注意事項 | テープレコーダーなどの記録機器の持ち込みはご遠慮ください。 テキスト、資料等は当日会場お渡し致します。 参加者以外の方にはお頒け致しません。 参加される方のご都合の悪い場合は、代理の方のご出席をご考慮願います。 |
13:15~14:45 |
リーマンショック以降の世界的経済危機に際してグループ全体の収益構造を大きく変革した、 日本電産の企業改革の事例と中長期成長戦略をケースとして、これからの日本企業にとって課題となる グローバル・マネジメントの実践手法について考えてみたいと思います。 |
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15:00~16:00 |
資本市場のグローバル化に伴い、資本市場の情報ニーズは、期間損益を中心としたものから企業価値の変動状況へと変化してきた。こうしたアカウンタビリティの変化の中、経営者は損益のみならず、投下資本のリスクリターンを意識しながら企業戦略を推進し、経理・財務部は対外的には投資家への情報窓口、対内的には経営資源を戦略的に投入すべき事業ポートフォリオの検討やモニタリングを数値でサポートしていく経営者のブレーンとして成長していく必要がある。このセッションでは海外企業の企業価値向上を意識した経営管理の実例を紹介し、今後日本企業における経営管理の方向性と経理・財務の新しいミッションについて解説します。 |
16:00~17:00 |
グローバル企業において、中経、投資管理、予算策定、予測管理を通し、全てのパフォーマンスとリスクに責任を持つのがCEOとCFOである。そのためには一つ一つの投資や予算が最適であることを精緻なレベルで認識し、また現場の認識ありなしに関わらずプランがより最適になるようにガイドする必要がある。グローバル市場が全て右肩上がりで、競合の動きも予測可能で、時間の流れがスローな時代は、ある程度現場任せでも、大きな問題は起きなかった。しかし、さらなるスピード感の求められる現在、CEO,CFOの状況・課題認識、代替案立案、ミッション実行、ROI評価を強力に支援する組織とリアルタイムにグローバルの情報とプロセスを統合する仕組みが緊急的に必要になっている。 |
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