リーマン・ショック以降、世界経済の軸が「西」から「東」へとゆっくりと移動し、今日、世界の市場として、中国をはじめとする「アジア」の重要性は一段と高まってきています。日本企業に限らず、回復を目指す世界経済にとっても「アジア」は今や最大の需要創出地域であり、世界の先進企業の更なる成長戦略には、「アジア」を中心としたエマージング・マーケットへの果敢な挑戦が不可欠でありましょう。
しかし、欧米企業に比べて、グローバリゼーションへの対応や自由化への取り組みに遅れが見られていた日本企業が、「アジア」における成長戦略に向けた熾烈な国際競争に勝ち残るためには、今後も様々な障壁を乗り越えなければなりません。会計基準をはじめとする各種ルールの国際標準化への対応といったテクニカルな問題にとどまらず、海外を含めたグループ企業の競争力を強化して、「アジア成長戦略」を実現するための強靭な経営力を身につけることが要請されており、そのためには、グローバル経営を前提とした次世代型のコーポレートガバナンスの確立と同時に、高次元のリスクマネジメント力の強化を急がなければなりません。
今年で10年目を迎える「CFOフォーラム・ジャパン」では、激変する経営環境下、“アジアン・ルネッサンス”を キーワードに、「メイン・セッション」と「プロフェッショナル・セッション」を重層的に組み合わせ、「アジア成長戦略」に象徴される、今後のグローバル経営の在り方や課題、また、経営システムの革新を支える様々な概念や経営技術、実践的な経営管理手法について考察する機会を提供させていただきたいと考えております。
本フォーラムが、皆様の今後の経営戦略を構築する上での有益な指針を提供できるものと確信いたしております。
是非、本フォーラムへのご参加のご検討をお願い申し上げます。
2010年11月
日本CFO協会 理事長 行天 豊雄
社団法人 金融財政事情研究会 理事長 山口 公生
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定員 300名 受講料 一般:29,400 円 会員:22,000 円 (日本 CFO 協会会員、FE・ITフォーラム会員) 日 時: 2010 年 12 月 7 日(火) 9:00-18:15 (8:30 開場) 場 所: 経団連会館2F 国際会議場、経団連ホール 〒100-0004 東京都千代田区大手町 1-3-2 TEL:03-6741-0222 FAX: 03-6741-0233 |
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定員 150名 受講料 一般:17,640 円 会員:13,230 円 (日本 CFO 協会会員、FE・ITフォーラム会員) 日 時: 2010 年 12 月 15 日(水) 13:00-18:10 (12:30 開場) 場 所: ホテルニューオータニ大阪B1F ウィステリア 〒540-8578 大阪市中央区城見1-4-1 TEL: 06-6941-1111 FAX: 06-6941-9769 |
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対象者: | (一般事業法人)経営幹部、CFO、財務担当役員、財務部長、財務担当マネージャー (金融機関)経営幹部、法人担当役員、法人担当マネージャー |
お問い合わせ: | 日本CFO協会事務局 TEL: 03-3556-2334 FAX: 03-3556-2320 E-mail [email protected] |
定員に達しましたのでお申し込みを締め切らせていただきました。
多数のお申し込みをいただきありがとうございました。
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日時:2010年12月7日(火) 9:00-18:15 (8:30 開場) |
8:30 | 開場 |
9:00~9:15 | オープニング |
9:15~ 10:15 | 基調講演 |
世界で環境関連市場が大きく拡大しており、環境技術で優位にあるわが国は大きなチャンスを迎えている。しかし、経済成長が低迷しているわが国の製造業は新興国との厳しい戦いを強いられており、将来の成長シナリオが描けていない。製造業が、円高や税制などの足枷で世界の競合と対等な条件で競争できていない現状を紹介し、現在のシャープの取り組みを紹介しつつ、日本の産業政策やモノづくり企業の経営戦略について提言する。 町田 勝彦 氏 |
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10:15~11:15 | CFO講演 <日英同時通訳あり> |
世界金融危機を契機とした戦後最悪の景気後退という事態を経て、いま日本企業の多くが更なる成長戦略へと立ち向かっている。こうした状況の中で、企業戦略の成否を分ける重要な役割を担うのがCFOであるが、克服しなければならない課題が数多く立ちはだかっているのが現実だ。ロイヤル・ダッチ・シェルと昭和シェル石油の事例をもとに、成長戦略に挑む日本のCFOのヒントとなる具体的な手掛かりを提供する。 リチャード・エー・カルース 氏 |
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11:30~12:45 | 昼食会:CFOランチョン |
ランチョン・スピーチ 12:00~12:45 |
大武 健一郎 氏 |
13:00~13:50 | プロフェッショナル・セッション 1<(選択制・先着順)2会場> |
経団連ホール<北>会場 | 本年発表された世界1,900名以上のCFOへの調査報告書「IBM Global CFO Study」からの示唆とともに、グローバル企業における最適化戦略「Globally Integrated Enterprise」の取り組み状況と、経理財務分野における今後の展望、またグローバル化を進める上でのポイントなどを紹介する。 松尾 美枝 氏 |
経団連ホール<南>会場 | 3極中心の経済からアジアを含むグローバル多極化が進む中、日本企業のアジア展開は現地生産によるコスト競争力思考から脱却出来ていない。 新たな時代の継続的成長の鍵は、現地固有のリスクを軽減しつつ成長に不可欠な、グループ戦略の意思決定に関するガバ ナンス強化と、現地最適な業務プロセスの共存である。 それらを支えるオラクルの経営管理ソリューションを、事例交えて紹介する。 関 孝 氏 |
14:05~14:55 | プロフェッショナル・セッション 2 <(選択制・先着順)2会場> |
経団連ホール<北>会場 | 円高、国内市場の飽和、進む海外移転そしてIFRSを背景に、経営のグローバル化が叫ばれて久しいが、日本企業のグローバル化はいまだ進んでいない。全世界に展開される経営資源を最大活用するためには、経営の可視化が必要だ。経営者がタイムリーに情報にアクセスし、ビジネスの予測を可能にする経営システムとは? グローバル経営を支える経営システムのあるべき姿について語る。 渡邊 達雄 氏 株式会社シグマクシス パートナー |
経団連ホール<南>会場 | IFRS対応に代表される社内プロジェクトを成功させるための決定要因は何だろうか? 社内プロジェクトのマネジメントを「人」という切り口から分析し、最適なプロジェクトチームの規模、構成、そして、プロジェクトチームメンバーが最大限の能力を発揮し、プロジェクトがスムーズに進行する戦略を実例を交えて解説する。 茶田 佳世子 氏 |
15:10~16:00 | プロフェッショナル・セッション 3 <(選択制・先着順)2会場> |
経団連ホール<北>会場 | 変化が早く複雑化するグローバルビジネス環境において、企業には経営判断をより適切かつスピーディに実施できる経営管理モデルの構築が求められている。企業内外の情報に対する網羅的かつ多面的な分析を経営管理モデルの核とし、経営管理力強化に資するAnalyticsについて解説する。 福田 政浩 氏 |
経団連ホール<南>会場 | 次世代への成長戦略を考える上で、グローバル市場への対応、それを見据えたグループ経営強化は多くの企業にとって喫緊の課題となっている。しかし、その実現には多くの困難が伴う。何が取り組みを阻んでいるのか? すぐに使えるチェックリストや具体的なケーススタディも駆使しつつ、右脳=企業の存在意義、左脳=経済的利益の追求、といった多面的な視点から実効性ある解決策を考察する。 松田 千恵子氏 ブーズ・アンド・カンパニー株式会社 エグゼクティブ・ディレクター |
16:15~17:15 | 特別講演 |
日本の経済成長とアジアはどうとらえればいいのか アジア域内の内需拡大と経済統合を、金融・投資・産業連関のネットワーク(系)として捉える。その上で、日本の金融機能とアジアへの日系企業の進出(OUT)とアジア諸国企業の日本市場への上場促進(IN)を考える。 ・アジア市場とジャパンマネーの現状 ・アジアにおける日本市場の位置づけ ・内外企業の資金調達と、多様なファンド組成能力 ・日本市場へのアクセスコストの削減 大西 又裕 氏 |
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17:15~18:15 | パネルディスカッション |
日本CFO協会と実施した『財務マネジメントサーベイ:戦略的課題に向けたCFOの挑戦』の調査結果を解説するとともに、実際に様々な戦略的課題に挑まれているCFOの方々にご登壇いただき、企業を取り巻く環境のグローバル化がいよいよその深度を増していくなか、企業が生き抜き、勝ち残るために、いま、そしてこれから、CFOは何をすべきか、どうあるべきかについて、パネルディスカッションを行う。 ●パネリスト 内田 章 氏 高原 宏 氏 三田 慎一 氏 ●進行・解説 萩倉 亘 氏 日置 圭介 氏 |
※注意:プログラムの内容は事前のご案内なく変更となる場合がありますことをご了承ください。
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日時:2010年12月15日(水) 13:00-18:10 (12:30 開場) |
12:30 | 開場 |
13:00~13:15 | オープニング |
13:15~14:15 | 基調講演 |
世界で環境関連市場が大きく拡大しており、環境技術で優位にあるわが国は大きなチャンスを迎えている。しかし、経済成長が低迷しているわが国の製造業は新興国との厳しい戦いを強いられており、将来の成長シナリオが描けていない。製造業が、円高や税制などの足枷で世界の競合と対等な条件で競争できていない現状を紹介し、現在のシャープの取り組みを紹介しつつ、日本の産業政策やモノづくり企業の経営戦略について提言する。 町田 勝彦 氏 |
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14:15~15:15 | CFO講演 <日英同時通訳あり> |
世界金融危機を契機とした戦後最悪の景気後退という事態を経て、いま日本企業の多くが更なる成長戦略へと立ち向かっている。こうした状況の中で、企業戦略の成否を分ける重要な役割を担うのがCFOであるが、克服しなければならない課題が数多く立ちはだかっているのが現実だ。ロイヤル・ダッチ・シェルと昭和シェル石油の事例をもとに、成長戦略に挑む日本のCFOのヒントとなる具体的な手掛かりを提供する。 リチャード・エー・カルース 氏 |
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15:30~16:20 | プロフェッショナル・セッション1 |
円高、国内市場の飽和、進む海外移転そしてIFRSを背景に、経営のグローバル化が叫ばれて久しいが、日本企業のグローバル化はいまだ進んでいない。全世界に展開される経営資源を最大活用するためには、経営の可視化が必要だ。経営者がタイムリーに情報にアクセスし、ビジネスの予測を可能にする経営システムとは? グローバル経営を支える経営システムのあるべき姿について語る。 渡邊 達雄 氏 株式会社シグマクシス パートナー |
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16:20~17:10 | プロフェッショナル・セッション2 |
次世代への成長戦略を考える上で、グローバル市場への対応、それを見据えたグループ経営強化は多くの企業にとって喫緊の課題となっている。しかし、その実現には多くの困難が伴う。何が取り組みを阻んでいるのか? すぐに使えるチェックリストや具体的なケーススタディも駆使しつつ、右脳=企業の存在意義、左脳=経済的利益の追求、といった多面的な視点から実効性ある解決策を考察する。 松田 千恵子氏 ブーズ・アンド・カンパニー株式会社 エグゼクティブ・ディレクター |
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17:10~18:10 | 特別講演 |
専門化・多様化する経営環境の変化に向けて、失われた「30年」とならないよう、日本企業は専門人材の育成と活用に大至急取り組む必要がある。会計・財務の専門人材の必要性が叫ばれながらも、なぜ日本企業に会計・財務の専門人材が育たないのか、CFOにとっての課題を確認するとともに、実行に向けたアクションプランを考えてみたい。 石田 正 氏 日本CFO協会主任研究委員 公認会計士 |
※注意:プログラムの内容は事前のご案内なく変更となる場合がありますことをご了承ください。
定員に達しましたのでお申し込みを締め切らせていただきました。
多数のお申し込みをいただきありがとうございました。