体得/実感バリュエーション
企業価値評価(バリュエーション)など、ファイナンス理論に関する指南書やセミナーに触れて「理解できたつもり」になったものの、実務で活かす機会に恵まれない、との声を数多くお聞きします。
しかしながら、実際に買収案件が持ち込まれた際などには、理論や計算結果を盲信したり専門家任せにしたりせず、どのような基礎データに基づき、いかに自分なりのモノサシをもって分析結果を解釈できるか否かが、意思決定材料としての質を大きく左右します。あなたはそんな「実態」を体感できているでしょうか?
本講座では、実在する上場企業をケース題材として、M&Aに不可欠な企業価値評価のプロセスを、ステップバイステップで実体験いただきます。経験豊かな講師が、次のような疑問について皆様とディスカッションを重ねつつ、事業会社での実体験に基づきコーチング致します。
・資本コストはどのように算出するのか?
・企業価値創造のバリュードライバーとはどのようなものなのか?
・買収先のバリューアップのオポチュニティはどのように見つけ出すのか?
・買収プレミアムはどのように設定、評価するのか?
・なぜ買収発表後に株価が下落するのか?
手島 直樹(てじま なおき)
インサイトフィナンシャル株式会社 代表取締役
アクセンチュアを経て、日産自動車の財務部及びIR部にてコーポレートファイナンスの実務に従事。2008年にインサイトフィナンシャル株式会社を設立。事業会社での実務経験を活かし、事業会社の視点からコーポレートファイナンス分野でのコンサルティングを行っている。
著書に「まだ『ファイナンス理論』を使いますか?-MBA依存症が企業価値を壊す」(日本経済新聞出版社、2012年)などがある。株式会社マネジメントソリューションズ及び株式会社トライアンフコーポレーション監査役。
慶應義塾大学商学部卒業、ピッツバーグ大学経営大学院MBA、CFA協会認定証券アナリスト(CFA)、公益社団法人 日本証券アナリスト協会検定会員。
2015年3月12日(木)〔前編〕、3月19日(木)〔後編〕
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