〔事例研究〕ポストM&Aデザイン

「クロスボーダーPMI再考:過去案件見直しを含むPMIのタイミングと手法」

【 キーコンセプト 】

成功する買収後の統合(PMI)には、ディールロジックに従った原理原則が存在します。
しかしながら、具体的な統合プランを設計し、圧力をかけてこれを実行したものの、様々な事情で所期のシナジーを十分に実現できていない統合があるのも事実です。
一方で、買収時に踏み込んだ統合の検討ができず、あるいは敢えてこれを行わずに時間が経過しているケースも少なくありません。このような場合、その後の変化を伺い、機を捉えて統合を進め、所期のシナジーを早期に実現する必要があります。

本講座では、過去の海外買収案件に時を経て訪れた統合のチャンスを活かした事例に学ぶとともに、今後行う買収にその知見をフィードバックし、あるべき統合の早期実現のポイントを明らかにします。

講師プロフィール

竹田 年朗(たけだ としろう)
マーサー ジャパン株式会社
グローバルM&Aコンサルティング プリンシパル

株式会社大林組、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ワトソンワイアット 、ベイン・アンド・カンパニーを経て現職。
日本企業の海外企業買収に対して、デュー・デリジェンスからPMIまで、幅広い支援を提供している。特に最近は、買収後のガバナンス・マネジメント体制の構築、組織統合、人事と戦略に関するグループガバナンスなどをテーマとしている。
2009年12月からM&A専門誌「MARR」にて、毎月論文を連載中。著書に「クロスボーダーM&Aの組織・人事マネジメント」(中央経済社刊、第7回M&Aフォーラム賞奨励賞受賞)などがある。クロスボーダーM&Aに関するセミナーも、積極的に行っている。
東京大学法学部卒、コーネル大学ジョンソンスクール経営学修士課程修了(MBA)。

開講予定時期

2015年5月下旬~6月中旬

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