CFO協議会スタート 財務担当、本音で語ろう

（「日経金融新聞」2004年5月11日）

日本の主要企業の最高財務責任者（CFO）が集まって、企業財務の問題を語り合う。「CFO ラウンドテーブル（協議会）」という集まりが十三日に束京・丸の内で催される。行天豊雄・日本CFO協会理事長東京で1 3 日（元財務官）が、呼びかけたもので年四回穫度、企業が直面する財務の問題について意見を交換し合う。第一回の会合には、大手メーカー、商社など二十五社 の現役CFOが参加の予定で、財務面でも重要選題となっている「退職金．・年金制度」を語り合う。第二回の七月八日には「財務面での国際交渉力」や「国際 税制」などのテーマを予定している。「毎回、内外の専日本は国際会計基準の問題で、米欧との調整の遅れが、国際的な資金調達の足かせになりかねないとの懸 念も出ている。財務官としての米欧との様々な交渉経験を踏まえ、行天氏は「国際基準作りでは、海外との日ごろからのコミュニケーションが大切」と強調。 CFO協議会での議論を、日本の主張や立場を発信するために役立てたいとしている。専門家を招き、実務面から企業財務の問茸解決を目指したい」と行天氏は 言う。