国連グローバル・コンパクトとは、グローバル社会の中で、企業等が社会の構成員としての責任あるリーダーシップを発揮することを目指し、人権の保護、不当労働の排除、環境問題への対応などの10原則を定めた世界的な枠組みです。2000年7月に国連本部で正式に発足し、これに賛同する世界約145か国1万以上の団体(うち、企業約7,000)が自発的に署名・参加し、以下の10原則に基づく行動を行っています。
原則1: 人権擁護の支持と尊重
原則2: 人権侵害への非加担
原則3: 組合結成と団体交渉権の実効化
原則4: 強制労働の排除
原則5: 児童労働の実効的な排除
原則6: 雇用と職業の差別撤廃
原則7: 環境問題の予防的アプローチ
原則8: 環境に対する責任のイニシアティブ
原則9: 環境にやさしい技術の開発と普及
原則10: 強要・賄賂等の腐敗防止の取組み
責任ある企業経営・財務活動のためには、単なる空間的なグローバリゼーションだけではなく、時間的(世代間的)なグローバリゼーションや意識的(主体俯瞰的)なグローバリゼーションが必要不可欠です。当協会では、特にグローバル化を進める企業の皆様に、国連グローバル・コンパクトの視点を有した経営・財務の支援を行っていきたいと考えています。
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